印刷コストを考える その1

2017.12.18 Monday

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    お世話になります。企画室の飛山です。

     

    師走のバタバタと出張でブログの間隔が空いてしまいましたが、

    お付き合いお願いいたします。

     

    今回は、個人的に悩ましいテーマをお教えしたいと思います。

     

    よく展示会などで「1枚の印刷はいくら?」と質問されます。

     

    勘の良い読者様なら分かると思いますが、環境によるんですよね。

     

    ただ、お客様に大体をお答えしなければいけないし、業者様も原価計算のために知っておく必要があります。

    今日はここで、1枚の印刷コストの考え方を展開してきます。

     

     

    WTRIP811dnで使用するOKI C811dnで説明します。

     

    メーカーによる商品HP

    http://www.oki.com/jp/printing/products/color/c811dn/overview/

     

     

    写真右横にカラーとモノクロの価格が記載されてますね。

     

    でも、そもそもA4サイズなのか、どんなイラストデータなのか、環境設定が気になりますよね。

    メーカーの環境設定は以下の4文ですが、実はそのなかにコスト削減のヒントが書いています。

     

     ISO/IEC19798」に基づいたトナーカートリッジ(TNR-C3L●2)の印刷可能枚数と、A4ヨコ送り片面を一度に3枚ずつ印刷した場合のイメージドラムの印刷可能枚数より算出。連続印刷時の値はカラー約11.0円/モノクロ約2.6円。

     

    A4ヨコ送りが縦より良いみたいですね。

     

    <ランニングコストについて> 

    ランニングコストは参考値です。実際のランニングコストは、印刷するドキュメントの内容、プリンタードライバーの設定、お客様の使用状況、OS環境、電源のON/OFFやカバーオープン/クローズ時の調整動作などによって異なります。

     

    色々な状態で変わりますが、電源のON時にある程度消費がされるようです。

     

    <ランニングコストの基本的な算出基準> 

    トナーカートリッジ(容量が大きい方)とイメージドラムの本体価格をそれぞれの印刷可能枚数で割った値の合計をベースとし、イメージドラムに添付されているトナーカートリッジの容量(一部商品は、オフィスドキュメントモード)によるトナー消費量の平均削減率を考慮したものです。用紙代、メンテナンス品、消費税などは含まれておりません。

     

    (トナー代+ドラム代)÷(トナー印刷可能枚数+ドラム印刷可能枚数)が基本的な算出方法の様です。

     

    <カラーLEDプリンター・カラーLED複合機の消耗品の印刷可能枚数について> 

    トナーカートリッジの印刷可能枚数は、「ISO/IEC19798」もしくはA4各色5%密度相当のデータを、A4片面で繰り返し印刷した場合の参考値です。イメージドラムカートリッジの印刷可能枚数は、A4片面を一度に3枚ずつ繰り返し印刷した場合の参考値です。実際の印刷環境においては、印刷するドキュメントの内容、プリンタードライバーの設定、お客様の使用状況、OS環境、電源のON/OFFやカバーオープン/クローズ時の調整動作などにより印刷可能枚数が低下する場合があります。印刷条件によっては半分以下になる場合があります。 

     

    トナーとドラムで違いがありますね。

    最初にドラムは枚数しか条件がないため、イラストデータを気にしなくてよいみたいです。

     

    次にトナーですがA4各色(CMYK)5%密度相当のデータは以下になります。

     

    参考データがあります

    http://www.oki.com/jp/printing/products/iso19798/index.html

     

    (参考)

     

     

    この5組を1セットで連続印刷した場合が、A4各色5%になるようです。

    ベタのデータがあったり、新聞みたいな文字ばっかりだったり、分かりづらいですよね。

     

    どんなデータ?というのは次回説明いたします。

     

     

    人気のTシャツカラーは何色? 実際のイベント販売で検証1

    2017.12.01 Friday

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      こんにちは。
      クイックアートの飛山恭平です。

       

      3か月間毎日、投稿を目指しているのですが2日空きました。

      3日坊主にならず、粘り強く情報提供していこうと思います。

       

      今回は、エンドユーザー様が着るTシャツの色についてお話しします。


      仕入れ先のTシャツのカラーは色々ラインナップを揃えていますが、どのカラーが実際好まれるのでしょうか・・。

       

      結構、謎ですよね。

       

      当社でも、サンプル品を作る時に「何色のTシャツにする?」で結構もめます。w

       

       

      季節、時代によって流行色はあると思いますが、今月弊社が横浜の展示会に出展したイベントから考察したいと思います。

       

       

      ハンドメイドメーカーズ2017という主にハンドメイドの作家さんが商品を直接販売する展示会で、弊社はオリジナルTシャツを1,000円で作れるというイベントをしました。

       

      https://makers-jp.com/

       

       

      その際に準備したTシャツのカラーは全6色でホワイト・ブラック・ターコイズ・オレンジ・レッド・イエローです。

      サイズは、110・130・S・M・Lサイズの計5サイズでトムスの綿TシャツポリエステルTシャツを準備しました。

       

      計3日間の出展で、主に女性の方が来ていただきました。

       

      結果は次回、ご連絡します。

       


       

      抜ける転写紙と他製法の共存について3 〜まとめとプリント事業の起業

      2017.11.28 Tuesday

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        テーマのまとめです。

         

        「抜ける転写紙」と他5製法の組み合わせを検証しましたが、それぞれ得意な点と苦手な点があります。

         

         

        これが3点の複合的になると、より苦手な点がカバーされ、顧客ニーズに応えられる守備範囲は広がりますね。

         

        どの組み合わせが良いかは、その1人の業者様により答えは変わります。

         

        業者様の資金力・販売力・またスタッフ人員の数など背景を考慮しないと答えはでづらいです。

         

        因みに、当社は「アイロンプリント.com」にて制作業務を受付ています。

         

        http://www.ironprint.com/index.html

         

         

        保有設備は、シルクスクリーン以外は持ってます。

         

        抜けるとスクリーンは相性の良い組み合わせですが、当社はプリント前までのマーク製作の商品受注が多い事、スクリーン設備に割ける人・スペースが難しい問題、フルカラー・小ロットのサービスで勝負している点、上記からシルクスクリーンは力を入れず外注の方向です。

         

        ただ、そういった1業者様毎に答えが違うって、ありきたりですよね。

         

        そんな中で確実にいえる答えは、

        今から新規にプリント事業始めるなら、「抜ける転写紙」一択です。

         

         

        主な理由

        ・小額な設備投資。

         

        ・机1つで始めれるため、広大なスペースを確保する必要なし。

         

        ・版代不要でデータを持っていればいいため、無在庫で受注生産可。在庫の不良債権化が無し。

         

        ・ほとんど全ての布地にプリントできる、またフルカラー対応のため、ほぼ全てのニーズに対応できる。

         

         

         

        新規事業でネックなのが資金繰りです。事業発足当初は、自己資金がある方を除けば、信用力が乏しく一般的に資金調達は厳しいです。また運転資金も、確保させておきたいです。要は、あまりお金をかけれない状態です。

         

        また販売力も始めたばかりなので、計算しずらく、極力無駄な在庫商品は作りたくありません。

        仕入れたものがムダになるのは痛いですもんね。

         

        こういった「新規事業発足→早期廃業」のリスクを防げるのが、「抜ける転写紙」です。

        設備投資が少なく、版代不要で小ロットから自身で短納期対応できるので、無駄なコストが殆どかかりません。

         

        「抜ける転写紙」以外の設備は比較すると高いです。

         

        自己資金や販売力が確保できていれば良いのですが、借り入れによる設備もキャッシュフローの影響があるので、

        新たに新規事業される方は、低リスクで高いパフォーマンスを発揮してほしいです。

         

        最後ではありますが、各製法の得意なこと、苦手なことを把握していることが大事だと思います。

        把握していることで、お客様との会話の中でスムーズな提案ができ、信頼を得ることにつながるはずです。

         

        日頃の業務で忙しい方は、この記事にて少しご自身の製法を振り返って、今後の展開に生かしていただければと思います。

         

         

        「抜ける転写紙」と他製法の共存について 2 

        2017.11.27 Monday

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          前回の続きです。

           

          H瓦韻訶昭婿×プリント&カット

           

           

          MimakiさんやRolandさんが2大メーカーとして展開しており、「溶剤インクジェット」と呼ばれてます。

           

          プリント&カットはフルカラーができるラバープリントで、カス取りが必要です

          また、印刷面からカットをするため、抜け柄をプリントする際は、リタックシートなどのアプリケーションシートに移行が必要です。イラストは、ワッペンのようなベタが適してます。

          シートによっては、ゴワついたものがあるため、仕上がりも固い場合があります。

          一方、価格が安いため、フルカラーの大量注文の際は、コストパフォーマンスが良いです。

           

          メンテナンスでは、インクの根詰まりや、カット刃の消耗が注意点です。

           

          シルクスクリーンとは違って、プリント&カットを外注受で展開している業者様は、少ないと思います。

          大ロットの内製化では、1番抜ける転写紙に相性が良い設備で、導入されてる業者様が多いと思います。

           

           

          と瓦韻訶昭婿×ガーメントプリンター

           

           

          直接Tシャツにインクを噴射するガーメントプリントは、プリント&カットと似て「インクジェット」と呼ばれる時があり、そう聞いたときは、どちらかの確認の注意が必要です。

           

          得意なことは、白Tシャツへのフルカラープリントで、できないことはポリエステル生地へのプリントですが、

          「抜ける転写紙」ではポリエステル生地へのプリントができます。

           

          ガーメントプリンターのサイズも大きく、転写する際は180度の高温で、転写時にインクが気化する匂いなど実際私が使用している中で他のデメリットに感じる点もあります。

           

          白Tシャツへの発色と馴染みに特化してる印象で、「抜ける転写紙」でカバーできる点が殆どなので1番相性が良くないと思います。

           

           

          ト瓦韻訶昭婿×昇華プリンター

           

           

          ポリエステル生地の白生地への転写と、マグカップやiphoneケースなどへの転写の定番が、昇華プリントです。

          昇華プリントは、昇華インクを180度超の高温で気化させて、化学繊維に染色させる技法です。

          耐久性、仕上がりの馴染みが良く、スポーツ系のユニフォームの殆どは昇華プリントで、スポーツ系へのプリントでは必要になってくる転写です。

          上記素材を他の転写方法でプリントすると、ポリエステル生地の仕上がりは昇華の方が貼った感じが全くせず、マグカップやiphoneケースは貼り付けが上手くできません。

           

          昇華転写紙は、1枚当たりのコストが低めです。

           

          プリンターは小額から高額まで様々で、A3サイズ10万円以下で、1枚からの小ロット対応できる商品を、当社にて販売しています。

           

          http://pro.quick-art.com/item_syoukaprint.html

           

          ただ大ロットの場合も、1枚ずつ印刷して転写する(ロール紙の場合は、印刷回数が減ります)ので、手間は小ロットと比べてあまり変わらないかと思います。

           

          よって、昇華プリントの特化性を考えて、導入は受注に占める昇華転写の割合で、ご検討いただければと思います。

           

          もし、綿生地のプリントがメインでしたら、「抜ける転写紙」で対応できるので、「ポリエステル白Tへのプリントしたい!」という追々のオプションとして考えればよろしいかと思います。

           

           

          次回は、まとめです。

           

          「抜ける転写紙」と他製法の共存について

          2017.11.25 Saturday

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            こんにちは。

            企画室の飛山です。

             

            前回は、業者様のプリント製法をお話しでしたが、

             

            今回は当社の「抜ける転写紙」と他プリント製法の共存についてお話しします。

             

             

            まず、前回も最後に貼った他プリント方法と「抜ける転写紙」の特徴を下記画像で確認してください。

             

             

            「抜ける転写紙」は良い点ばかりで、他製法はマイナス点が記載されていますが、それぞれの製法には一長一短があります。

             

            もし全てを凌駕する製法が1つあったら、その1つに集約されてしまいますよね。。

             

            初期は資金面から1つの製法で業務を始めると思いますが、中長期的には1つの製法でなく複数の製法の組み合わせで、業務の幅を広げて、事業の成長につなげられると思います。

             

            そこで現実的に1つずつ組み合わせをして、長所短所をなどを解説していきます。

             

            解説は個人的な見解ですので、ご了承ください。。

             

             

            その前に「抜ける転写紙って何?」という素朴な疑問があると思います。

             

            簡単に言うと、粕取り不要で、抜け柄のイラストが白を含めたフルカラーができる転写紙です。

             

            そして淡色・濃色を問わず転写生地を問わず綿・ポリエステル・ナイロン生地にプリントできます。(初めて聞く業者様が1番興味がでる点です)

             

            詳しくは下の動画を見てみてください。

             

            では組み合わせをしていきます。

             

             

            “瓦韻訶昭婿×シルクスクリーン

             

             

            お互いの特徴が違う組み合わせで、使い分けがしやすいと思います。

            それぞれの特徴は

             

            抜ける転写紙・・版代不要・小ロット

             

            シルクスクリーン・・要製版・大ロット

             

            数十枚の小ロットなら、製版代が要らずフルカラー対応の「抜ける転写紙」が、コストもかからず、エンドユーザー様も喜ぶでしょう。また短納期なので、お茶を出して「ちょっと待ってて」の10分程度で1枚のTシャツを商品としてお渡しすることも可能です。

            これはシルクスクリーンでは無理です。

             

            一方、数百枚の大ロットなら、製作時間を短縮してコストを下げなければいけないので、製版を作ったシルクスクリーンが良いでしょう。「抜ける転写紙」は基本的、製作工程が1枚も1,000枚も変わらないので、大ロットでスタッフ人件費を考えたときはシルクスクリーンに頼った方が良いかと思います。ただ、自分でやるため人件費を考えず、外注に出すことによる利益減少を気にして大ロットでも「抜ける転写紙」を使う業者様もいらっしゃいます。意外とやってしまえるみたいです。

             

            組み合わせは、色んな注文に対応できる王道の組み合わせだと思います。

             

             

            抜ける転写紙×ラバープリント

             

             

            ラバープリントの特長は、単色・コスト安かと思います。

            一方、複数カラーの注文や、柔らかい仕上がりを求められると、ラバープリントでは難しく、「抜ける転写紙」で対応できます。

             

            白や黒一色のユニフォームや作業服などの、耐久性が求められ、仕上がりをそこまで気にしなくてよい場合は、ラバープリントでOK。

            ただ価格を細かく気にしないお客様でしたら、売価にコストを少し上乗せするだけで、「抜ける転写紙」で上記リクエストに対応できます。

             

            またラバーシートはカス取りの手間もありますが、カットしているときはカッティングマシーンにセットしておけばよいので大ロットの時は有効です。夜中にロールを回しておけますからね。

             

            ただその後の、カス取りが面倒!という声は根強く、大ロットでもカス取り不要の「抜ける転写紙」ご愛用の方は多くいらっしゃいます。実際、デザインが細かいとカス取り忘れもあるので、細心の注意は必要です。

             

            組み合わせとしては、特徴が重なる部分が多く、オプション的な組み合わせで〇と思います。

             

             

             

            続きは次回です。